事業再構築補助金2025年版|申請要件・審査基準・採択率を上げる事業計画書の書き方

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事業再構築補助金は、コロナ禍で打撃を受けた中小企業の「思い切った業態転換・新分野展開」を支援するために創設された大型補助金です。2025年度も継続しており、通常枠で最大1,500万円の補助を受けられます。本記事では申請要件から審査基準、採択率を上げるコツまで解説します。


事業再構築補助金 2025年度の概要

項目 内容
実施機関 中小企業庁(経済産業省)
補助率 中小企業:1/2〜2/3
補助上限額 通常枠:1,500万円 / 大規模賃金引上促進枠:3,000万円 等
対象 中小企業・中堅企業
主な対象経費 建物費・機械装置費・システム構築費・外注費等
採択率 30〜50%(枠・回次によって異なる)

申請要件(2025年版)

事業再構築補助金の申請には以下の要件をすべて満たす必要があります。

要件1:売上高等の減少

申請前の直近6ヶ月間で任意の3ヶ月の合計売上が、2019〜2021年度の同期間と比較して10%以上減少していること(一部枠は緩和あり)

要件2:事業再構築要件

以下のいずれかに該当する「再構築」を実施すること

再構築の種類 内容
新分野展開 主な事業と異なる新製品・新サービスの展開
事業転換 主な事業を変更する
業種転換 業種を変更する
業態転換 製品・サービスの製造・販売方法を大きく変える
国内回帰 海外生産を国内に移転する

要件3:認定支援機関との事業計画策定

認定経営革新等支援機関(認定支援機関)と共同で事業計画を作成し、確認を受けること

要件4:付加価値額等の増加

補助事業終了後3〜5年間で付加価値額を年率平均3%以上増加させる計画を示すこと


審査基準と採点ポイント

審査は以下の観点から評価されます(重み順)。

評価基準 重み 審査のポイント
事業化点 事業計画の実現可能性・財務の健全性
再構築点 再構築の必要性・規模・転換の抜本性
政策点 ポストコロナへの対応・グリーン・DX等
加点項目 加算 緊急事態宣言の影響・賃上げ計画等

採択率を上げるための事業計画書の書き方

1. 「なぜ再構築が必要か」を定量的に示す

単なる「コロナで売上が減った」ではなく、「コロナ前後の売上比較データ・業界トレンドデータを使って、現事業の回復が見込めない理由」を客観的に示します。

良い例:

「2019年対比で売上が〇〇%減少しており、主力顧客であるXXXX業界は市場縮小が続いている(経産省〇〇白書より)。現事業の継続では〇〇年度に債務超過となる試算があり、業態転換が不可避な状況である。」

2. 「なぜこの新事業なのか」に市場データで答える

新事業の市場規模・成長性・競合状況を外部データで裏付けます。

調査データの入手先:

  • 矢野経済研究所・富士経済等の市場調査レポート
  • 経済産業省・中小企業庁の業界統計
  • 日経・業界紙の記事

3. 5年間の収益計画を月次で示す

審査員が最も厳しく見るのが収益計画の「根拠」です。

  • 売上予測の根拠(想定顧客数・単価・獲得方法)
  • 費用計画(人件費・材料費・設備の減価償却)
  • 損益分岐点の時期

4. 賃上げ・雇用創出を盛り込む

賃金引上げ計画(事業期間終了後に給与総額〇%増)を記載すると加点されます。

5. 認定支援機関を上手く活用する

認定支援機関(税理士・中小企業診断士等)は単なる「確認書を出す人」ではありません。採択実績が豊富な支援機関を選ぶことが採択率に直結します。


採択されやすい業態転換の事例

転換前 転換後 補助金活用内容
飲食店(イートイン) テイクアウト・デリバリー特化 冷凍設備・ECサイト
製造業(OEM専業) 自社ブランドでDtoC展開 ECサイト・物流システム
観光業(外国人向け) 国内旅行者向け新コース 設備改修・プロモーション
小売業(実店舗) オンライン販売メイン ECシステム・倉庫設備

まとめ:大型補助金だからこそ専門家活用が有効

事業再構築補助金は金額が大きい分、申請書の作成難易度も高く、採択率は30〜50%です。自力申請では採択されにくい事業計画書も、採択実績を持つ認定支援機関のサポートで大きく改善できます。

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